医療機器が非常に高価で、治療には専門的なトレーニング必要になるため、現在、日本の歯科医院における顕微鏡治療の普及率は、なんと、わずか1%ほどです。そのため、ごく一部の歯科医院や大学病院でおこなわれているのが現状なのです。すでに、アメリカでは根管治療の専門医には歯科用顕微鏡の使用は義務化され、日本と欧米諸国との歯科治療の格差はますます広がっています。
当院では、マイクロスコープによる精密な治療カール ツァイス社製歯科治療手術用顕微鏡「OPMI PRO ergo」を導入し、より精密でより完璧な診療が可能となりました。主に手術用顕微鏡は次のような症状の歯の処置をするときに使用します。 ●歯の神経の治療(根管治療)の時 今までの歯の神経(根)の治療は暗いトンネルのなかで手探りで治療しているようなものでした。顕微のおかげで、患部を4?30倍に拡大することで50ミクロン以上の構造を判別する事ができます。感染源や異物の除去がとても容易になりました。 ●ムシ歯の穴を削る治療の時 ムシ歯の初期の穴の大きさは約100ミクロン位のものです。これを顕微鏡で診ますと、それが、手に取るように明るく大きくみえるので、ムシ歯の取り残しや、削りすぎを解消することができるようになりました。また、初期の段階で確実に治療することができるので、神経を取らずに補強することが可能になりました。 ●歯や歯肉をクリーニングする時 患者さんの歯石や汚れを取るときも、顕微鏡を使用します。特に歯肉の下にある歯石や汚れがはっきり見ることができ、きれいに取れるので歯周病の予防にも大きな力を発揮します。 ●冠や詰め物の細部を調整する時 小さな詰め物や冠は、精密に加工される部分があり、用途別に顕微鏡を使用して治療の効果を上げています。 ●噛み合せの調整をする時 顕微鏡を使うことによって、歯にかかる力の大きさを判断することができます。より精度の高い調整が行えるようになりました。
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